新築マンションVS中古マンション
教えて!住まいのリノベーションvol.1
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マンションなどの住宅購入を考えた際、まず一番に考えるのは購入金額ではないでしょうか。「新築物件」はもちろん魅力的ですが、ご予算によっては必ずしも希望に合ったエリアや間取り、デザインの物件を選べないことも多々あります。住まいの購入は人生最大のお買い物。後悔していただきたくありません。そこで、要望をすべて叶えようとしていつまでも決めらない!とお困りの方にこそおすすめしたい、もう一つの選択肢があります。
それが、「中古物件を購入してリノベーションする」という方法です。中古物件は、新築より安く購入することができるので、その分の差額をリフォームやリノベーションの費用に回せば、ご自分の好きなように住まいを造りかえることができるのです。
住まいを賢くリノベーションするための当コラム。第1回目の今回は、新築物件購入と中古物件購入のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
新築マンションのメリット
すべてが真新しい新築物件では、最新の機能が随所に使われているほか、設備の耐用年数も長いことから、しばらくはメンテナンスの手間も費用もかかりません。セキュリティー面や遮音、断熱、耐久、防火、バリアフリーなど、さまざまな面で快適性や安全性が備わっています。
家の中すべてが新しく、アフターサービスも充実
新築物件を選ぶ最大のメリットは「すべてが新品である」こと。金額によって多少の差はあるものの、建てられた時点では最新の住宅設備が整っています。また新築物件には、完成引き渡し後から2年間は「瑕疵(かし)担保期間」として、欠陥が見つかった場合は無償で補修することが法律で義務付けられており、アフターサービスが充実している点も魅力です。
好みに合う物件に出会えるかがポイント
一戸建てであれば注文住宅という選択肢もありますが、マンションの場合は、デザインや住み心地を重視したくても、条件に合う物件が販売されているとは限りません。いくつかの条件を妥協するか、購入後にリノベーションを行って理想を実現させるかという選択をすることになります。しかし、新築物件をリノベーションするとなると、費用面での負担が増えてしまいます。
中古マンションのメリット
新築物件に比べ、リーズナブルな価格を最大限に活用できるのが中古物件のメリット。住むエリアの選択肢が広がったり、リノベーションで好きなように造りかえる費用を捻出したりすることが可能です。
新築では厳しいエリアにも住めるかも
同じ金額でも中古物件なら、より人気の高いエリアの物件が増加します。「通勤時間を短くしたい」「憧れの街に住みたい」「通院や買い物に便利なところがいい」などの希望がある場合は、中古物件の選択によって叶えられることがあります。また築年数が進んだマンションは、現在より子どもの数が多かった時代背景から広々とした間取りであることが多く、「広い家に住みたいけれど郊外はイヤ」という方には注目ポイントになるでしょう。
リノベーションで新築同様の内装に
傷みや劣化が気になる中古物件ですが、購入価格を抑えられた分、新たな付加価値を加えるリノベーションを選択することで、中古のデメリットを上回る「暮らしやすい家」にすることができます。例えば「間取りを大きく変える」「内装を修繕する」「設備を最新にする」といった施工がおすすめです。
マンションでも注文住宅のような自分のライフスタイルに合ったデザインや素材を取り入れられるなど自由度が高く、「自分らしい暮らし」や「オンリーワン」「理想の追求」を望む方におすすめです。
まとめ
新築物件と中古物件のそれぞれにメリット・デメリットがありますが、「どのような暮らしがしたいのか」で選択するとより理想やイメージに近づきます。家族がより素敵な時間を過ごせる空間をイメージすることも、住まいを探す楽しみの一つかもしれませんね。