リフォームで開放的で効率的な収納力のあるキッチンを実現
楽ではないけれど、楽しい暮らし“てまひま暮らし”を実践している人を訪ねる企画「てまひま暮らし人」。第28回は、編集部がてまひま不動産 営業担当の上月と設計担当の内田、田中とともに、東京都港区にあるお宅を訪ねました。
今回は、てまひま不動産がキッチンのリフォームを手掛けた波多野様邸を会場に、料理教室を展開する株式会社アールシノワとの共同企画で料理教室を開催。担当営業の上月、設計の内田と田中をはじめ、てまひま不動産のスタッフが料理教室の生徒として参加しました。
こちらの記事では、料理教室の写真を交えつつ、波多野様やてまひま不動産担当者へのインタ
ビューを紹介します。
てまひま不動産をお知りになったきっかけ
上月てまひま不動産をお知りになったきっかけは何ですか?
波多野様(てまひま不動産でリノベーションした紹介者様からの)クチコミです。(紹介者様が)担当の内田さんの人柄とか仕事の丁寧さを気に入って奨めてくれたんです。当初は他社と相見積もりを取ろうと思ってたんですけど、お会いしてここで一本でと決めました。もう即答でしたよね。
上月内田と田中と初めて伺った時にですか?
波多野様そう、まだ決めていないんだけど、お願いしまーすとね。夏にやるから工期に大工さん達を手配できるのであればお願いしますという感じでしたね。
調理器具が多いため、既製品の収納では無理だろうとお考えになった波多野様。
波多野様リフォームは大手だと予算的に多分オーバーするだろうなと。トラブルを避けたくて、信頼できる方の紹介でお願いしたいと考えました。
収納力と開放感を兼ね備えたキッチン
編集部以前のキッチンはどういったところに課題があったんでしょうか?
波多野様収納ができない。
波多野様あと動線的に、もともと料理教室を始めるつもりで入居した物件ではなかったので、キッチンからリビングにいる生徒さんが見えませんでした。(キッチンに)小窓がありましたが料理途中を生徒さんに見せるのが大変でした。
編集部波多野様からの課題を受けて、てまひま不動産はどういった提案をしたか教えていただけますか。
田中まずは中華鍋をしまう収納ですね。既製品のメーカーを見ましたが、やはり入らないことが分かりました。そこで、オーダーメイドキッチンのショールームへ行ってサイズを測ったもので図面へ落とし込みました。
また、波多野様との会話の中で「YouTubeもやりたくて、、」というお声を拾い、キッチン背面(壁)を配信用の背景として演出することを提案。
波多野様との間で「YouTubeの壁」が共通言語に。
内田オーダーメイドのキッチン前収納に合わせてモールディングを施した造作の棚を設置しました。カウンター上の造作の棚→せいろ置き場→YouTubeの壁と段々にして、リビング側からYouTubeの壁へと奥行きが生まれるように構成しました。
キッチンの内側から見てシンクの真上に設置したのが、せいろ置き場。
波多野様より「直径30センチのせいろを風通しよく置きたい」とのご要望を受けて造作したものです。
また、せいろ置き場の下にはライトを取り付けることで、天板を明るく照らせるようにしました。
床や壁にまで及んだリフォーム
編集部リフォームする上で難しかったところは何でしょう。
田中限られた空間の中にどれだけ物を収められるかが難しかったです。キッチンの奥には奥行きが違う棚を入れたため、キッチンと隣接する洗面室の壁が段々になりました。そこで、洗面室側にその段々に合わせた奥行きの浅い収納を作って、収納効率を損なわない工夫をしました。
洗面室側の小物であれば、棚が段々になっていても問題なく収納できるだろうとの判断から、キッチン側で中華鍋を収納できる奥行きを確保しつつ、キッチンと洗面室の双方で収納効率を高められたとのこと。
さらに難題は収納だけでなく床にも及びました。
内田床暖房が入っている廊下と、床暖房が入っていないキッチンとで、床の高さを揃えるのが難しかったです。廊下とキッチンとで下地の高さが微妙に違っているんです。新しい床材を入れるにあたって、高さを揃えられるよう現場で職人たちと打ち合わせを重ねました。
田中複数の職人さんとの間で現場に入る時間の調整が必要になり、施工のハードルが上がりました。大工さん、建具屋さん、家具屋さんとみんなで協議しながらリフォームを実現しました。
二人三脚でスピーディーに進める
今回のリフォームを振り返り、波多野様が一番大変だったと感じられたのは、メーカー選びだったとのこと。
波多野様最初に伺ったメーカーさんの既製品では、私の普通ではない収納量をカバーできませんでした。すると、全部オーダーメイドで作ってくれるところをおすすめしてくれたので、そこに決めました。
上月波多野様の決断力がすごかったですね。
波多野様要望をお話をしたところで、セレクトがなかったら決断はできません。話を聞く能力や、こちらのリクエストを組み上げる能力が高いと感じました。何か途中でイレギュラーが起きた時も、フォローの体制が素晴らしいなぁと思いました。
上月(リフォームは)二人三脚ですよね。
波多野様レスも早く、こちらから「どうなりましたか?」と尋ねなくて済みました。みなさんのホスピタリティが素晴らしかったです。
今回の料理教室は、お客様とてまひま不動産スタッフの双方から課題解決までのプロセスを伺
いつつ、リフォーム後のキッチンを利用いただく様子と照らし合わせて答え合わせできた貴重な機会となりました。
また、お客様からお喜びの声を聞け、直接リフォームに携わらなかったスタッフも、自社のリ
フォームサービスに自信と誇りを持つことができました。
てまひま不動産では、これからもお客様とのコミュニケーションを大切にし、理想の暮らしの実現をお手伝いしていきたいと考えています。