無垢フローリングの凹み(へこみ)直し方
動画で無垢床のお掃除とメンテナンス方法をご紹介するシリーズ!第2回目は「無垢床のへこみの直し方」です。
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無垢フローリングのへこみは直せる?
手を滑らせてものを落としてしまったり、家具を引き摺ってしまったり、ソファなど重いものを置き続けたり…。生活のふとした場面で床にキズがついてしまったり、へこんでしまうのはよくあることです。
無垢床は柔らかい踏み心地を楽しめる反面、キズ・へこみが付きやすいので、すぐボロボロになってしまうんじゃないかと不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
でも大丈夫!無垢材はアイロンを、多少のへこみやキズを補修することができます。
無垢フローリングのへこみの直し方
それでは早速、見ていきましょう。下記を準備します。
- 霧吹き
- 濡らした雑巾
- スチーム機能付きアイロン
- 蜜蝋ワックス
- 雑巾
1霧吹きで無垢フローリングのへこみに水を吹きかけます
霧吹きで無垢剤に、少し水分を含ませてあげます。
2へこみに濡れた雑巾を覆い被せます
傷の上に水分を含ませ絞った雑巾を、凹みの上に被せます。
3へこみにスチームアイロンをかけていきます
雑巾をめくってへこみの様子を見ながら、何度かスチームアイロンをかけます。
ご覧ください。無垢材がアイロンの蒸気を吸って膨らみことで、へこみが目立たなくなりました!
4無垢フローリングが乾いたら蜜蝋ワックスを塗ります
蒸気の水分でワックスが剥がれてしまいますので、ワックスを塗り直していきます。
てまひま不動産おすすめの、無垢フローリング用のワックス「未晒し蜜蝋ワックス」を使います。
蜜蝋ワックスを少量雑巾につけて、
無垢フローリングのへこみを直したところに塗り込みます。
ワックスが乾いたら乾拭きして完了です!
どうしてアイロンでへこみが直るの?
生きている木は土から水分や養分を吸い上げています。その水分の通り道が「道管」。何万本もの微細な管が木の中にあるのです。
無垢板は切り出された木を製材する時に乾燥させ、木材の中の水分量を調整します。すると微細な道管の水分は蒸発し空気層となります。
この空気層は水分を吸い込みやすくなっています。ここに、スチームアイロンと加熱することで膨脹させ、へこみを無垢材の内側から押し返させることで、へこみが修復されるのです。
へこみが出来た直後に補修しよう
1点、注意としては、アイロンによる修復はできたばっかりのへこみの方が直しやすいです。時間が経ったへこみはさらに傷がついたり、固くなったりして、直らないこともありますのでできるだけすぐに補修しましょう。
表面が毛羽立つ時には、ヤスリがけも
ナラなどの硬い木材の場合、へこみを直した後に水分で表面が毛羽立ってしまうことがあります。
その場合は、紙やすり(240番~320番の目の粗さがおすすめ)で軽く削って滑らかにしてからワックスがけをすると、ざらつきを軽減できますよ。
無垢材には、へこみやすいものと、へこみにくい種類がある
堅い樹種メープル、カエデ、ナラなどはへこみにくいのですが、スギやヒノキ、マツ、パインなどは柔らかくへこみやすいと言われています。そのかわり、踏み心地が柔らかく温かみを感じます。どちらがいいかは、実際に足で踏んで確かめてみてください。
無垢床はお手入れも楽しんで。
汚れてもお手入れすることで長く風合いを楽しめる無垢の床材。日々のメンテナンスも楽しんで行えば、より一層味がでて、愛着も増していきますね!
てまひま不動産ではリノベーション後も無垢床メンテナンス含めアフターフォローを行っています。無垢フローリングもぜひ視野に入れて中古リノベを検討してくださいね。
【参考】無垢床の掃除/メンテナンス方法シリーズ
無垢床の掃除・メンテンナンス方法、YOUTUBE動画でご紹介しています!是非あわせてご覧くださいね。
こちらは、無垢床のお手入れ方法をまとめた記事です:
てまひま不動産を運営する株式会社リブランでは、暮らしの役に立つ動画をYouTubeにて発信中!
リブランのYouTubeチャンネルでは、今回の「汚れ落とし」以外のメンテナンス動画も投稿を予定しています。今後の動画もお楽しみに!
動画作成:コミュニティ推進室(株式会社リブラン・リブランマインド)
文章:ウエマツ