湿気に負けない!カビに強いクローゼットのアイデア
こんにちは、宣伝部のウエマツです。これからの梅雨の季節、気になるのはジメジメとした湿気です。特に気をつけてほしいのがクローゼットのなか。「大切にしまっておいた服や布団がカビてた!」なんてことがあったら悔やんでも悔やみきれないですよね…。今回は梅雨の季節にも負けない、湿気のこもらないクローゼット収納をご紹介します。
クローゼットのカビ・ダニ対策のポイント
カビが生えるためには温度、湿度、栄養などが必要です。密閉されていて空気がこもりやすいクローゼットは温度・湿度が高く保たれた状態になりやすいです。また、クローゼットのなかはホコリが溜まりやすく、カビの栄養がたっぷりあるところ。だからカビが永住するにはうってつけの場所なんですね。
また、ダニも健康の大敵。屋内で繁殖するダニの8割を占めるという「チリダニ」はアレルゲンを持っているため、細かく砕かれたフンや死骸を吸い込んでしまうと、喘息やアトピー性疾患などを引きおこす原因となります。ダニの繁殖に適した条件は、温度が20℃〜30℃、湿度が60〜80%。湿度が高くなる6〜7月の梅雨時期に繁殖し始め、8月~9月以降は多くのダニの死骸が残ります。
カビ・ダニを防止して健康的な暮らしを守るためには、
- 空気を循環させてカビのたまり場をつくらないこと
- 湿気を吸い取ってカビが繁殖しにくい環境にすること
が重要なんです!
近年は気密性が高い家が多くなってきていますが、気温や湿度が一定に保たれ、カビやダニの繁殖には最適な環境です。適切に換気を行えるよう家を作る段階から風通しの良い間取りを考えていくことが健康にとっても重要です。
風通しを良くする工夫でカビ対策
てまひま不動産では《エコミックスデザイン》という考え方を重視しています。これは、住宅の中で「通風」「調湿機能」「断熱性能」をコントロールすることで快適に暮らそう!というもの。これをクローゼットにも応用しています。弊社の施工事例から、カビにくいクローゼットを見ていきましょう!
ウインドスルークローゼット(風が通るクローゼット)
こちらは弊社の分譲マンションシリーズ「エコヴィレッジ」のクローゼット。部屋の隅っこに隔離された空間ではなく、部屋と部屋の間をウォークスルー出来るようになっています。ベランダから入る空気がクローゼットの中を通り、向かいの洋室の窓から抜けていきます。
また、クローゼットの仕切りがすのこになっています。布団を置いても上下から空気が通り、カビ・ダニの繁殖を抑えます。
扉のないクローゼットで空気を循環させる
収納も扉のないタイプなら、空気がこもることはありません。また、扉を開け閉めするためのスペースが必要なくなるので、小さな空間を有効に使うことができます。
来客があるときは目隠ししたい、という方はロールスクリーンをつけてしまうのもあり!白いロールスクリーンならホームプロジェクターの投影場所にも使えるのでおすすめです。
通気口のあるウォークインクローゼット
こちらはファッションが好きなお客様のために設置したウォークインクローゼット。完全に密閉した空間ではなく、風の通るすき間(写真で光の筋ができているところ)があります。
このすき間はベランダの窓に面したところに開口部があるので、外の新鮮な空気がクローゼットにも入り込むようになっています。
湿気、カビダニ対策には素材も重要
ここまで、間取りで湿気対策した施工例を見てきました。
てまひま不動産では、さらに、湿度をコントールする機能を持つ「自然素材」をおすすめしています。床にはナラやカバザクラ、杉などの天然の木を使った無垢材を使用しています。無垢材は湿度が高い時には水分を吸収してくれる吸湿性があります。だから合板フローリングに比べて、ジメジメしにくく、素足で歩いてもさらっとした踏み心地です。壁紙も調湿性のあるクロスや、吸湿性に優れた珪藻土を使っています。家全体が除湿剤の役割も持つ、そんな空間になっているわけですね。
風通しの良い家ならてまひま不動産
梅雨が明けて夏になっても、ジメジメした暑さが続きます(というか日本の夏は暑すぎて命の危機すら感じますよね…)。風通しがよく、湿度が低ければそれだけでも体感温度は下がります。自然の力(陽、風、緑、水)を上手に利用して快適に暮らす方法を20年以上追求してきたリブラン。そのノウハウを使って、住みよいおうちをつくりませんか?
セミナーも随時開催中。お気軽にご参加ください。