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ココロ豊かな毎日をvol.5
家族が健康で快適に過ごせる「暮らしやすい家」とはどんな家でしょうか。さまざまな条件がありますが、その中でも「断熱」によって快適な「室温」が保たれることは、要素の1つとして挙げられるでしょう。賢く断熱を取り入れることで、家族の健康はもちろん、お財布にも優しい家にすることができます。今回は暮らしやすさを左右する断熱についてお話ししましょう。
■そもそも断熱って?
「断熱」という言葉はよく聞くけれど、そもそも断熱とはどういうことでしょうか。
●夏でも冬でも、外気の影響を受けない
「夏は暑く、冬は寒い」。当たり前のことではありますが、家の中でも外気とあまり変わらない温度で生活することは暮らしやすいとは言えません。断熱とは、熱を遮断して外気の熱の影響を受けにくくすることにより、「夏は涼しく、冬は暖かい」環境を作り出すことです。断熱性の高い住宅では、家全体の温度を保つため、エアコンなどの空調設備を効率よく使うことができ、光熱費を抑えることにもつながります。
■断熱と健康がどうつながるの?
断熱の効果は快適さだけではありません。家族の健康を守る断熱とはどんなものなのでしょうか。
●気温差による血圧の上昇を防ぐ
断熱が施されていない家では、部屋単体でクーラーや暖房などを使って快適な室温と保とうとします。しかし、家全体でその快適な室温を共有できないため、空調設備を使用していない部屋では、外気の影響を受けた室温になります。こうした部屋の中と外の温度差は、健康に大きな影響をもたらすこともあります。特に寒い時期の寒暖の差は、高齢者にとって危険な血圧の急上昇を招き、脳溢血や心筋梗塞などを引き起こしやすくなります。
●実は自宅でのリスクが高い熱中症
国立環境研究所が行った熱中症患者解析報告(2014年)によると、熱中症患者の発生場所は住宅内が33.3%を超えるなど、安全であるはずの室内や自宅で発生しています。「屋内だから」と思っていても、しっかりとした断熱がなされていない住宅では、外気とほとんど変わらない温度であるのはもちろん、湿気が多いなどの環境下では外よりも不快な状況にもなります。屋内にいるからと言って安心できないのが「熱中症」の怖いところです。
●特に女性は注意したい「冷え」
しっかりと断熱されていない家で真冬を過ごすことは、体を冷やします。特に女性は男性に比べ冷え性になりやすいので注意が必要です。血行不良によって引き起こされる肩こりや頭痛、不眠や婦人科系疾患のほか、代謝が落ちることで肥満やむくみ、老化しやすくなるなど、さまざまな体調不良を引き起こします。
■中古物件のリノベーションでは断熱をチェック
近年、中古物件を購入して、自分の好みに合わせたり、住みやすく設備を新しくしたりするリノベーションが注目されていますが、断熱性能はしっかりとチェックしましょう。
●外壁側への断熱補強は基本
家を外気の影響から守る「壁の断熱性能」によって快適な暮らしは左右されます。古い住宅では現在ほど断熱性能が高くなく、外気の影響を受けやすいことから、現在の住宅に比べて夏は暑く、冬は寒い環境となります。そのため、築年数の経った物件では、外壁の断熱補強のリノベーション工事を行うことがおすすめです。断熱補強は、天井や壁などの一部を解体する必要のある大きな工事となりますので、住み始める前の段階で済ませておくといいでしょう。
●窓の断熱対策がポイント!
窓は外気の影響を家の中に伝えやすくします。窓を断熱効果に優れた高気密の樹脂サッシや2重窓にするだけでも大きな違いが生まれます。ただし、樹脂サッシへの交換は、窓周りの壁を一部壊して枠から交換する必要があるため外壁面全体への影響もあり、大がかりな工事となります。またマンションでは窓は共有部分にあたるため、工事を行うには制限があることもあります。そうした場合は、今ある窓にプラスしてもう1つ窓を取り付け、断熱性を高める2重窓がおすすめです。
■まとめ
断熱は、暮らしやすい家には欠かせないものです。また、効果的な断熱は、エアコンなどの空調を過度に必要としないので、結果的に光熱費を抑えることにつながり、お財布にも地球にも優しい家づくりにすることができます。室温は健康をも左右しかねないので、断熱性はしっかり確認して、エアコンなどに頼り切らない快適な家づくりを行いましょう。
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