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イベント情報&お知らせ
イベント概要国際野外アート展「トロールの森」とは?
トロールの森とは、2002年から続く、善福寺公園とJR西荻窪駅周辺やエリアで開催する国際野外アート展。西荻窪のまちのなかで多彩なアートに触れることができるイベントとして毎年多くの方が訪れています。
開催期間:2024年11月3日(日祝)〜11月23日(土祝)風のにおい
風が吹いている。
運んでくるのは、木々や花々のかおり、近くの家々の料理、商店街のくらしのにおい。
風が吹いている。
運んでくるのは、燃えさかる炎や粉塵、遠くの子供たちの声、人々のくらしのにおい。
遠い昔の記憶が蘇ることもあるし、明日の息吹や、未来の光を連れてくるかもしれない。あなたはどんな風を感じるだろう、呼び込むだろう?
「トロールの森」公式HPより引用
てまひま不動産では、2021年より作品を出展しています。
そして2024年も出展が決まりました!常設展示作品です。その内容は…
作品タイトル風の記憶
コンセプト
公園内の西側斜面の一角に、武蔵野の雑木林の記憶を留める場所があります。
そこにコナラの大木の切り株を見つけました。
このプロジェクトでは、その切り株を円筒状に壁で囲って、あえて視覚を遮断する空間へ。
記憶を呼び覚ますような作品を目指しました。
切り株に腰掛け目を閉じると、土や草のにおいが子供の頃の記憶を呼び覚ますかもしれません。周囲から漂ってくる樹液の匂いから、雑木林でカブトムシを捕まえた記憶がよみがえる人もいるでしょう。
記憶と嗅覚は、視覚との結びつきよりも強いものです。
さあ、目を閉じて、風が運んでくる匂いと音を全身で感じてみてください。
作品の楽しみ方
まずは切り株に腰を掛けてください。
円筒形には天井がなく、入り口の開口から天窓・高窓に風が抜ける煙突効果により、実際に風の流れを肌で感じることができるでしょう。
次に天窓を見上げてみてください。
太陽の動きとともに内部の白い曲面に、木漏れ日が映し出されているはず。
ゆらゆらと葉が揺れる映像に風を感じ、自分がいま木の中にいるような感覚になるでしょう。
もしかしたら、かぐや姫をイメージする人もいるかもしれません。
風や匂いを通して、ここにしかない場の記憶を引き出すための「イス」を全身で感じてみてください。
制作過程
サイズ感の検討
コナラの切り株は、直径800㎜、高さ900㎜。
イラストを描き起こし、検討模型を制作しました。
外壁の作り方の検討
外装は現場で残った無垢フローリングを使用。
約4枚×長さ2.7mを1ユニットとし、12面(隣り合うユニットの角度は150度)の角度を規定するリング(構造合板)でつなぐ。
大工さんの工場で部材加工
パーツ切り出し作業。
型紙に合わせて、ブーメラン型の横胴縁材を作成。
6個を組み合わせてリング状にしました。
これを7つ、約450㎜ビッチに並べて、外部はフローリング。
内部は曲げベニヤをアール状に留めていきます。
いよいよ善福寺公園の斜面に設置!
10月某日、実際に善福寺公園の敷地内に設置。
善福寺公園自体が武蔵野の雑木林の面影を残す公園であること。
そんな記憶を呼び覚ますような作品を目指します。
展示場所
てまひま不動産は、都立善福寺公園(上池)西側にある11番の場所です(遅ノ井の滝付近)
詳しい場所はトロールの森公式サイトの「ガイドブック」ページをご確認ください。
ぜひトロールの森アート展に遊びにきてください!
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