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イベント情報&お知らせ
イベント概要国際野外アート展「トロールの森」とは?
トロールの森とは、2002年から続く、善福寺公園とJR西荻窪駅周辺やエリアで開催する国際野外アート展。西荻窪のまちのなかで多彩なアートに触れることができるイベントとして毎年多くの方が訪れています。
開催期間:2023年11月3日(金祝)〜11月23日(木祝)まことはまやかし、まやかしはまこと Real=Fake
SNSで誰もが気軽に情報発信でき、世界のさまざまな情報が瞬時に入手できる現代。AIの急速な進化はとどまることを知らず、デジタル技術の進展によって、映像や写真の編集・加工はもとより、ヴァーチャルな世界がごく身近なものとなっている今、リアルとフェイクの境も揺らいでいます。Realを見極める目を鍛えることはとても大切。
でも、RealがまことでFakeがまやかしとは限りません。FakeなアートこそホンモノのRealかも・・・・。
あなたにとってのRealとは? アートの意味やRealとFakeを問い直します。
「トロールの森」公式HPより引用
てまひま不動産では、2021年より作品を出展しています。
そして2023年も今年も出展が決まりました!常設展示作品です。その内容は…
作品タイトルちいさなへや
コンセプト
池を見下ろすように立つエノキの大木の下に、「ユカ」「カベ」「マド」に見立てた建築要素を配置することで、そこに在る人に、ヘヤの中にいるかのような、自然の中に溶けていくかのような想像力を掻き立てる空間をつくりました。その中で大木に触れたり、自然の木を足裏で感じたり、触感を使って自分(自然の分身)の存在を実感してみてください。
作品の楽しみ方
場所は善福寺公園の上池のほとり、大きく生長したエノキの木の下。エノキはどっしりした幹から四方八方に枝葉を広げ、まるで「ヤネ」のよう。「ちいさなへや」に入り腰を下ろすと、二つの窓が。縦長の「マド」から手を伸ばすと、エノキの幹に触れRealの温もりを感じられます。横長の「マド」から池を眺めると、水面に逆さに映る木々のゆらめきや垂れ下がるエノキの枝葉がまるで絵の一部のように見えます。「ユカ」は無垢床(バーチ)。この「ヘヤ」に腰を下ろせば、体全体で自然の心地よさを感じます。座って触って眺めて。日々の喧騒から離れて自然に身を寄せるひとときを。
制作過程
まずは、デザインのアイデアを膨らませます
テーマ「まことはまやかし、まやかしはまこと Real=Fake」を聞いて、日本庭園を思い浮かべました。枯山水は「砂=池」、借景は「庭の外にある山や樹木の風景=庭園の構成要素」というように見立ての技法を用いています。ある意味では「Fake」の空間が存在。展示場所を囲む榎の大木と池を引き立てつつ、RealとFakeが融合するような作品を目指しました。
「ヤネ」「マド」「カベ」「ヘヤ」を独立した要素として存在させることで、Fake感を演出。触れることでRealに感じられる作品を構想していきました。また、トンネルを設けることで違う世界観に導かれます。
作業場にて作品づくり
10月某日、制作協力をしてくれている大工さんの作業場にて一度作品を組み立て完成形を確認。
いよいよ善福寺公園の斜面に設置!
作業場で組み立てたハコを、実際に善福寺公園の敷地内に設置。筋交を設置した床のフレームを作ったのち、壁の下地、トンネルを作ります。骨組みが完成したら、板を一つ一つ丁寧に取り付けていきました。現場で寸法を再度確認しながら、周りの風景と兼ね合いを見て位置や高さを調整しながら組み立てて、最後にペンキを塗って完成。トンネルの前にアプローチも作りました。
※ユカに使ったカバと杉は実際にリノベーションの工事現場で使った廃材を再利用したものです。
今回の作品で使用したカバと杉の無垢材。無垢材には他にも種類があり、異なった色や模様の木目を楽しめるのが魅力です。無垢材についてもっと知りたくなった方。ぜひこちらもご覧ください!
展示場所
てまひま不動産は、都立善福寺公園(上池)南側にある15番の場所です(内田秀五郎爺の像とボート乗り場の間)
詳しい場所はトロールの森公式サイトの「ガイドブック」ページをご確認ください。
ぜひトロールの森アート展に遊びにきてください!
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