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イベント情報&お知らせ
イベント概要国際野外アート展「トロールの森」とは?
トロールの森とは、2002年から続く、善福寺公園とJR西荻窪駅周辺やエリアで開催する国際野外アート展です。西荻窪のまちのなかで多彩なアートに触れることができるイベントとして毎年多くの方が訪れています。
開催期間:2022年11月3日(木祝)〜11月23日(水祝)待ったなしの気候危機に終わりの見えない新型感染症、争いの絶えない世界と右肩下がりのニッポン…。「出口なし」の閉塞感が蔓延しています。そんないま、アートにできることってなんでしょう。不確実な未来を照らす光を捉えること。炭鉱のカナリアのように、かすかな変化に気づくこと。一人ひとりに、社会に、「きざし」を伝えるアート作品が揃いました。
「トロールの森」公式HPより引用
てまひま不動産では、2021年より作品を出展しています。
2022年も一次審査、二次面談を通過し、出展が決まりました!その内容は…
作品タイトル耳で見よ 目で聴け 鼻で描け
コンセプト
生命にとって必要な酸素を作り出す植物の光合成、様々ないきものがひとつにつながった環境の中で生きていることを忘れがちな日常。斜面に置かれたこのハコに入って、五感を使って公園を感じてください。耳をすますと鳥が飛び立つ羽根が見えるかもしれません。目から入る光から遠くで葉を揺らす風の音を感じるかもしれません。ハコのなかで、私たちの世界はたくさんの驚きと希望に満ちていることに気づくでしょう。
作品の楽しみ方
場所は善福寺公園の上池から少し離れた林の中の斜面。大きく生長した木々に囲まれた空間に、大きなハコを設置します。ハコには外を見渡す小さな窓が。窓を覗き込んだり、はたまた目を閉じてみたり、匂いを嗅いでみたり。思い思いに「見て」「聴いて」ください。
制作過程
まずは、デザインのアイデアを膨らませます
トロールの森への作品提出に先立って、まずはどんな作品を作るかメンバー内で考えます。公園の中を散策して、現地の空気を感じながらアイデアをどんどん出していきました。
このデザインのきっかけはメンバーの一人のとある行動。手に持っていた紙の資料を丸めて覗き込むと見慣れた善福寺公園の風景がいつもと違って見えたことから作品の方向性が固まっていきました。
レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』からもインスピレーションを受けました。
いろいろな木の芽や花の蕾、咲きほこる花、それから小さな小さな生きものたちを虫眼鏡で拡大すると、思いがけない美しさや複雑なつくりを発見できます。それを見ていると、いつしか私たちは、人間サイズの尺度の枠から解き放たれていくのです。
レイチェル・カーソン著(上遠恵子訳)『センス・オブ・ワンダー』新潮社より引用
「新しくランドマーク的なものを作るというよりは、今あるものを生かす」ことを基盤に、五感を使って自然を味わうための空間をつくりました。
作業場にて作品づくり
10月某日、制作協力をしてくれている大工さんの作業場にて作品の組み立てを行いました。現場で寸法を再度確認し、木材を必要なサイズ・形にカットしていきます。木材は小さなお子さんも触れる可能性があるので、丁寧にやすりをかけて木のささくれを削り取りました。
もともとは板を組み合わせたハコを穴を掘って埋め込む予定でしたが、環境保全上NGに。そこでストライプ状に木材を配置する形になりました。わざと縦ストライプの壁と横ストライプの壁で向きを変えて組み立て。そうすることで、ハコを外から眺めた時にある角度では方眼用紙のような模様に、角度を変えてみると菱形のようなデザインにも見えるハコになりました。
いよいよ善福寺公園の斜面に設置!
作業場で組み立てたハコを実際に善福寺公園の斜面に設置します。
ハコを安全に固定するための杭を打ち、その上にハコを乗せてネジで固定していきます。時折斜面から見える景色を確認しながら、位置や高さを調整。四方を板で組んだら、最後に座る椅子を設置しました。
1年生の皆さんにハコの中に入ってもらい、「五感をはたらかせて感じたもの」を小さな角材に描いてもらいます。その角材をハコの木の隙間にはめこみます。展示後半は子どもの瑞々しい感性も楽しみながらハコから世界を覗いてみてください。
※一般の方はワークショップにご参加いただけません。
※作品にものをはめこんだり、角材を持ち帰ったりしないでください。
ぜひトロールの森アート展に遊びにきてください!感想もぜひ「#トロールの森」でつぶやいていただけると嬉しいです。
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