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★ココロ豊かな毎日をvol.4
冬の時期、窓にできた結露に絵を描いて遊ぶ子どもたちの姿は、見ていて微笑ましいですね。さて、そんな結露の正体は室内にある「湿気」。意外と気にしていない方も多いかもしれませんが、実は健康に大きな影響を及ぼす「カビ」発生の原因にもなります。今回は結露がもたらす体への影響と、対策についてお話しましょう。
■どうして結露はできるのでしょうか
冬は乾燥が気になる季節でもあり、室内では加湿器を使うほどですが、なぜ結露(水滴)が発生してしまうのでしょうか。
●冷たい外気と暖かい室内温度の2つが要因
窓の結露は、冷たい外気によって冷やされた窓ガラスに、室内の暖かい空気に含まれている湿気が触れることで、水滴となって張りつく現象です。近年の建物は気密性や断熱性が優れており、昔と比べても冬でも暖かく湿気がある状態にあります。外気との温度差や、うるおった室内空気という2つの要素によって結露が発生します。
●加湿器がフル稼働していませんか
風邪やインフルエンザなど、冬場は乾燥していると活発化しやすいウイルス性の病気が気になる時期でもあります。また女性にとっても、美容面で乾燥した空気は避けたいところ。乾燥が気になり始める時期には、加湿に気を配っている家庭も多いでしょう。しかし、この加湿もしすぎると結露の大きな要因となってしまいます。
■結露がもたらす体への影響
こまめに水滴を拭き取った方が良いのはわかっていても、「冬は空気が乾燥しているし、いずれ乾くから」と結露をそのままにしていませんか? 放置しておくと健康面では大きな影響を受けることにもなりかねません。
●実は怖い「カビ」がもたらす病気とは
窓についた結露を拭き取ってみると、想像以上の水分にビックリする方も多いかもしれません。それほどまでに結露がついているということは、カビの原因にもなるということを示しています。実は、カビは化学物質と並び、シックハウス症候群の要因の1つでもあるのです。喘息や気管支炎などのアレルギーを引き起こすほか、カビをエサとして成長するダニが大量発生するなど、家族の健康を脅かすことにもなります。
■結露に悩まされない家づくり
窓の結露が嫌だからといって、暖房や加湿器をつけずに生活するのは現実的ではありません。ではどのようにしたら結露に悩まされずに生活できるようになるのでしょうか。
●風通しを効率よく行える間取り
一番効率的で手軽な対策は「換気」です。建物の中に外気を取り込むことで室内の温度を下げるとともに、室内の湿気を外に排出することにもなります。こまめに換気を行い、結露となる湿気を調整し、カビの原因菌をもとから断つことで、カビ発生率は大幅に減少させることが可能になります。
●断熱性の良い窓で結露を防ぐ
窓を二重にすることで断熱性を高める「インナーサッシ」工事といったちょっとしたリノベーションを行うだけでも結露しにくくします。また、フレームに熱伝導率の低い樹脂を使った「樹脂窓」への交換も結露防止には効果があります。
■まとめ
結露した窓は、こまめに拭き取るのが基本ですが、何より結露しにくい環境を整えることで手間も減り、健康リスクも抑えることになります。意識的に換気することと住まいの断熱性をあげる対策で、結露に悩まされない環境を整えましょう。
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