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中古マンションとリノベを学ぶ

お金も防犯もプロと解決! 女性のマンション購入&リノベーション

お客様インタビュー (更新: )

楽ではないけれど、楽しい暮らし“てまひま暮らし”を実践している人を訪ねる企画「てまひま暮らし人」。第17回は、編集部がてまひま不動産 営業担当の営業スタッフと設計担当の設計スタッフとともに、東京都小平市にあるお宅を訪ねました。

築32年の中古マンションを購入し、自分好みの理想の間取りにリノベーションしたYさん。てまひま不動産では、以前にも女性のマンション購入から売却までをご紹介しましたが、今回は無理のない資金プランの立て方や女性が安心して暮らせる物件選びのポイント、シンプルながらこだわりの詰まったリノベーションについてお話を伺いました。

お金のことはファイナンシャルプランナーにお任せ!

営業スタッフ・設計スタッフYさん、お久しぶりです! チャーリーくん、また少し大きくなったね!

Yさんいらっしゃ〜い! もう家の中を駆け回ったり、わんぱくに育って大変なんですよ。ささ、リビングにどうぞ。

左から、Yさん、リブランの営業スタッフと設計スタッフ。

編集部お邪魔しまーす! 真っ白な壁と杉床が気持ちの良いお部屋ですね。ここに引っ越される以前はどちらにお住まいだったんですか?

Yさん会社が借り上げた住宅が三鷹にあり、そこに住んでいました。転勤で三鷹に引っ越してきて、過去最高の9年間住んでいました。お世話になったなぁと思って、出るときはこんなに広かったっけなぁとしみじみ掃除しました。

編集部そんな思い入れのあるお家を出ようと思ったのはどうしてですか?

Yさん理想の部屋に住みたいとか、猫を飼いたいとか、いつまでも賃貸だと老後のことも心配だとか、色んなことを考えるようになって、家を買おうかなと。

編集部その上でのマンション購入だったんですね。新築のマンションや戸建などの選択肢もあったんですか?

Yさん全くなかったですね。予算の問題もあるなかで、「対面キッチンにしたい」「玄関に広い土間が欲しい」など、ずっと理想の住まいの形があって、中古マンションのリノベーションなら実現できるかなと。最初は散歩やジョギングがてら近所の物件を1年ほど探していたんですけど、やっぱりプロに頼まないといけないなと気がついて。ネットでリノベーション事業者を調べていたら、リブランのてまひま不動産を見つけたんです。事例を見たら自分好みのデザインで、もう、すぐ行こう!となりました(笑)。

営業スタッフそこで私とYさんがはじめてお会いしたんですよね。てまひま不動産は中古物件リノベに関する無料セミナーをよく開催しているので、お客様の8割はセミナー予約からいらっしゃるんですけど、Yさんは珍しく、買うぞ!って決めて来店してくださった感じがしました。

編集部どんな条件で家探しを進めたんですか?

Yさんひとつ目は、職場の通勤先が二ヶ所あるので、どちらにも通勤しやすい立地であること。ふたつ目は、以前暮らしていた賃貸が30平米だったので、40平米以上あること。最初は会社がある中央線沿線を希望していましたが、予算内で無理せず買える現実的なエリアを営業スタッフさんに提案してもらって、結果的に通勤の中間地点の花小金井を選びました。物件を見る際には設計士である設計スタッフさんが同行してくれたので、「この物件だとキッチンがあまり動かせない」とか、「こういう作りだとここは動かせない」とか、プロの目線からの具体的なアドバイスがあって助かりました。

もうすぐ1才になる猫のチャーリーくん。病院の里親募集で出会った。好奇心旺盛で、取材中もスタッフのカバンの中をごそごそ。

営業スタッフもちろん物件を購入してからてまひま不動産にリノベーションを依頼する方もいらっしゃいますが、後から色んな制約が見つかり、結果的に理想通りにリノベーションできなかったという悲しいパターンが意外と多いんです。そうならないように、てまひま不動産では物件探しから資金計画、リノベーション設計・施工、アフターフォローまでひとつの窓口で対応する「ワンストップリノベーション」があります。物件購入費とリノベーション費を合算してローンを一本化することも可能なので、ぜひ活用して欲しいサービスですね。

Yさんずっと「ローンをちゃんと払っていけるんだろうか……」という不安があったんですけど、てまひま不動産ならファイナンシャルプランナーに相談することができたので安心でした。

営業スタッフ最初はお客さまの支払い希望額を伺って予算を決めていきますが、「自分が支払いできる金額がわからない!」という方は、てまひま不動産が提携しているファイナンシャルプランナーに無料で資金相談もできます。既に加入している保険なども見直して、無理のない予算でプランを提案します。

編集部お金の問題は皆さんが心配な部分なので、サポートしてくれるのは心強いですね。プロに相談して、当初の予算から変更はありましたか?

Yさん年収や月々の出費を提示して相談に乗ってもらいましたが、想定内に収めることができました。貯金額を決めたり、無理なく65歳までには返せるプランを立てることができたので、安心して購入に踏み切れましたね。

1階でも安心な家選び

竣工後。白を基調とした、光と木の温もりを感じるデザイン。

杉床の蜜蝋ワックス塗りはYさんとてまひま不動産のスタッフが一緒に行った。

リビングと寝室を区切る壁に回転式の室内窓をつけることで、家の中に風が通り抜ける設計に。寝室奥のクローゼットの湿気も防ぐ。

編集部あえて一階を選ばれた理由はあるんですか?

Yさん珍しいと思いますが、購入するなら1階で、と思っていました。エレベーターを使う必要もないので、忘れ物を取りにささっと帰れたり、建物に入ったらすぐに部屋に入れたりというメリットは1階ならでは。また、マンションは下階のほうが上階よりも安く購入できるから価格が抑えられる。それに、以前暮らしていた三鷹は低層階のマンションが多く、ゆったりとした雰囲気が好きだったので、低いマンションというのもポイントでした。

編集部マンションでありながら、戸建て感覚で暮らせそうですね。ただ、正直なところ、女性がマンションを選ぶ時、「1階はなんだか危なさそう……」と避けがちなイメージがありますが、実際どうなんでしょう?

営業スタッフ確かに1階のお部屋はプライバシーの面でマイナスイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、「1階だから・低い階だから」というより、防犯設備の有無を確認することが重要です。まず、オートロックなどのセキュリティ設備がきちんとしていることが第一の安心ポイント。テレビモニター付きインターホンがあれば来客を確認でき、対面での応対を避けられます。

編集部へぇ、そうなんですね!

営業スタッフあとは、日中だけでなく、夜道が暗すぎないか、マンションの周辺環境もチェックします。ここは道路沿いでコンビニも近くにあり、散歩している方も多いので、防犯面では安心できると思いました。(1階部分の選び方について、さらに詳しく映像で紹介しています)

Yさんここは道路側の窓に目隠しが付いているのも良かった。それに、南向きで日当たりが良いのも気に入っています。

編集部ポイントさえ抑えれば、女性の部屋探しの幅がぐっと広がりますね。

光と風を取り込んで快適に

編集部物件が決まったあと、お部屋のデザインはどうやって決めていきましたか?

Yさん部屋全体は白をベースに、憧れの対面キッチンと、自転車などのものを置けるように玄関の土間を広くしたいという希望がありました。あとは、猫を迎えたかったので、設計の段階から猫用の扉を入れてもらいました。

憧れだった対面式キッチン。もともと押し入れだったスペースは、可動式食器棚を造作。奥行きを感じるグレーの壁色がアクセントになり、真っ白な部屋に映える場所に。

猫を迎える予定で、設計の段階から洗面所に猫用の扉を設置。入居1カ月後にはチャーリーくんを迎えることになった。

設計スタッフ「水回りをひとつにまとめたい」という希望もありましたね。リノベーション前は、廊下から洗面所に入る形で湿気が溜まりやすくトイレと洗面所の動線が悪かったので、水回りの位置を変えました。実は、トイレの配管の高さの変更って結構シビアな問題なんです。もとの位置を移動したことで、配管を繋ぎ直す必要があったので、数センチですが、床を上げなければいけませんでした。

Yさん極力上げたくなかったのですが、配管に関してはどうしてもやらなきゃいけないというのがあって、最小限でお願いしました。実際見てみたら、極端に高さが変わったわけではなかったので、思ったより違和感は感じませんでしたね。

間取り図のビフォーアフター。キッチンの奥は、お風呂、トイレ、洗面所などの水回りを一箇所にまとめ、自然光が入るように土間の位置も工夫した。

洗面側と洗濯機側、両側からものを取り出せるように背面を無くしオープン棚を造作。水回りの床は耐水性や耐久性を重視して塩ビタイルをセレクト。

設計スタッフ採光も工夫しました。もともとの設計では、玄関の突き当たりに部屋があったので、廊下に窓からの光が遮られて玄関がとても暗かったんです。そこは、部屋を無くして土間を窓の位置まで長めに設けることで、光が差し込むようにしました。

廊下の突き当たりまで土間を伸ばし、壁の上部に空間をつくることで、窓の光がふんわり廊下まで届く。

編集部逆に諦めたことは?

Yさんほとんどないですね。理想通り叶えられた気がします。洗面台の鏡を、本当はもうちょっと違う大きいのを置きたかったけど、大きすぎて諦めたことくらい(笑)。まだダイニングテーブルもないので、少しずつお気に入りのもので家を埋めていきたいですね。

編集部素敵ですね。引っ越してこられてちょうど半年経ちましたが、住み心地はいかがですか?

Yさん快適ですね。こだわった二重窓のお陰で、冬はとても暖かく過ごすことができました。これからの季節、湿気と暑さがどうくるか楽しみですね。それに、引っ越してきてから、ご近所さんと「おはようございまーす!」って毎朝挨拶するようになって、今までそういうことがなかったので、会話ができるのはいいなぁって。安心感がありますね。あとは、野菜の直売所が多かったり、美味しいうどん屋さんがあったり、素材にこだわったカフェがあったり、小さなお店がたくさん散らばっていて、散歩が楽しいんですよ。この間なんて、駅前の遊歩道を真っ直ぐ歩いて西武ドームまで行っちゃいました!(笑)。

編集部遊歩道が広いと、ジョギングも楽しめそうですね。

Yさんそうなんです。青梅マラソンにはいつも出ていたので、もうちょっと落ち着いたら、また走り始めようかなって。ここにきて、暮らしの楽しみが増えました。これから何があるかわからないですけど、ずっとお世話になる家にしたいなと思っています。

防寒や結露防止のため、インナーサッシを全窓に設置。既存の外窓と新しい内窓の間に空気層が生まれることで、熱を遮断する壁の役割を果たし、断熱効果や防音効果を生み出す。

テレビの下の棚はD.I.Y.。海外で暮らす甥っ子からのポストカードや写真など、大切な思い出を飾る場所に。

不安要素はプロと一緒にひとつずつ乗り越えて、猫との理想の住まいを手に入れたYさん。暮らしの小さな理想がたくさん詰まったこの家が、これから先どんな味に育っていくのか楽しみです。

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2022-08-04

企画:株式会社リブラン
編集:原⼭幸恵(tarakusa)
⽂:立脇あゆみ
写真:土田 凌(提供写真以外)