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★教えて!住まいのリノベーションvol.2
テレビ番組や新聞広告などでよく耳にする、中古住宅の「リフォーム」と「リノベーション」。どちらも住まいの修繕に関することだとは知っていても、似ている言葉ですし、両者の違いについて正しく理解されている方はそれほど多くはないかもしれません。
実は、リフォームとリノベーションには法律などで定められた明確な区別や定義があるわけではありません。しかし、建築業や不動産業では別々のものとして捉えられています。今回は、意外と知られていない、このリフォームとリノべーションの違いについてお話しましょう。
CONTENTS
■壊れたり、劣化したものを直すのが「リフォーム」
リフォームとは、いわば「原状回復」。どんなものでも年数が経てば、劣化や汚れ、故障などにともなうさまざまなトラブルが発生します。傷んだ箇所を新築時と同等の状態に戻すような復元工事を一般的に「リフォーム」と呼んでいます。
●築年数が進んで傷んだ状態を元に戻したい
人が暮らす住まいは時間の経過とともに味わいが増しますが、同時に傷みも現れます。特に水廻りは他の場所と比較してもトラブルが出やすい場所ですので、トイレや浴室、キッチンなどはリフォームの対象になりやすい箇所です。
壁紙は生活の汚れが付着しやすく、また陽のあたる場所では変色なども起こることから、築年数の経った家ではクロスの張替えリフォームが行われることがよくあります。また、外壁塗装もリフォームの代表格。雨風から家を守ってくれている外壁は劣化しやすく、10年を目安に定期的な修繕が必要になります。
●手すりを付けるなどのバリアフリー工事も
時間の経過とともに、家と一緒に過ごしてきた家族も高齢化していきます。原状回復にはあてはまりませんが、「廊下などに手すりを付ける」「浴室の床を滑りにくい素材に変える」などのバリアフリー工事もリフォームになります。ただし、「車いす仕様にするために廊下を広げる」「エレベーターを取り付ける」など、大規模な工事が必要なものは、次でご説明するリノベーションの範疇になります。
■間取り変更や素材をランクアップするのが「リノベーション」
もともと住んでいる家に手を入れるのはもちろん、中古住宅を購入し、ライフスタイルに合わせて間取りや建材などの大幅変更をともなうものを「リノベーション」と呼んでいます。リフォームに加えてさらに新たな価値をもたらす工事と考えるとわかりやすいでしょう。
●家族やライフスタイルの変化に合わせたいときはリノベーション
結婚や出産、子どもの独立などで家族構成やライフスタイルが変化することによって、「生活しやすい家」のあり方も変わっていきます。住まいはその時々に最適な間取りにすることで豊かな暮らしにもつながるなど、リノベーションは人生そのものにも直結するといえるでしょう。
また、「ほかにはないオリジナルデザイン」「健康に配慮した自然素材を使いたい」などの要望は、注文住宅では費用が高額になってしまうものですが、中古住宅のリノベーションなら安くなります。
●3LDKから4LDKへ間取りチェンジなど、好みに合わせて変更
出産によって家族が増えたときや子どもが独立して部屋が空いてしまったときは、思い切って間取りから変更するリノベーションをおすすめします。「もっとリビングを広くしたい」「収納スペースを確保したい」といった希望に合わせて、リビングと使っていない隣の部屋をつなげたり、土間や小上がりスペースを作ったりすることができます。
リフォームとリノベーションの違い
工事の規模の違い
ガスコンロの入れ替えやシングルレバー水栓への交換など設備の変更や修繕、システムキッチンやユニットバスの交換や畳の貼り替えなど比較的小規模な工事は「リフォーム」と呼ばれます。間取りの変更、配管、配線などの取り替え、床の貼り替えなど大規模な工事は「リノベーション」となります。「フルリノベーション」といって内装全てを解体し、スケルトン状態にしてにしてから作り直すケースも多く、小規模なリフォームに比べて、大規模な工事となります。
性能的な違い
「リフォーム」は設備や部屋の一部を新築時と同じ性能に戻すことを目的とします。「リノベーション」は、新築時と同じまたは、新築時以上の新たな性能で作ることを目的とします。間取りを変えることで、リビングを広くしたり、閉鎖的なキッチンをカウンタータイプの開放的なものに変えたり、浴室を大きくしたり、無垢床を貼ったり、風通しの良くなる小窓を設けたり性能や機能を新たに加えることができます。
リノベーションのメリット・デメリット
メリット1.自由に設計
間取りを自由に設計できます。単身・DINKS・ファミリーなどそれぞれの家族に応じた暮らし方があるはずです。趣味のスペースを設けたり、土間やロフトなど新築マンションにもないような間取りを作ることができます。料理が好き、お風呂を充実させたい、子どもの成長に合わせて居場所を変えていきたい、などライフスタイルを伺いながら設計していきます。インテリアのテイストに合わせた内装を選べることもメリットですね。
メリット2.希望エリアで見つけやすい
新築物件は探している時に希望エリアで建設していないこともあります。また、駅近などの条件によっては高額となります。中古物件は新築に比べると売り出している物件数が多く、条件によって選べるのが魅力です。エリアや条件にもよりますが、駅近の物件なども中古の方が見つけやすいでしょう。
メリット3.新築より低予算で購入可能
新築物件は昨今価格が上昇しています。タワーマンションなどでは億ションも珍しく無くなってきました。特に都内では希少性の高い立地では高額になっています。中古マンションであれば新築よりも低予算で購入可能です。リノベーションすることで新築マンションと変わらない内装の住まいを作ることができます。無理な住宅ローンを組んで苦しい暮らしよりも、余裕のある生活で人生を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、リノベーションの場合物件購入と合わせて工事費用を低金利の住宅ローンで組むことができます。リフォーム工事だけですと住宅ローンではなく金地の高いリフォームローンとなってしまいますので注意が必要です。
デメリット1.時間がかかる
実際に設計して工事完了するまで3ヶ月から半年程度かかります。物件探しが遅れると転勤や入学などのタイミングに合わない可能性があります。すぐに住みたい場合はリノベ済みの物件を探すのも方法の一つです。
デメリット2.旧耐震物件もある
1981年の建築基準法の改正で耐震基準が強化されています。心配な場合は新耐震基準の物件を探してもらいましょう。また、管理や修繕工事によって建物の劣化が進んでいるケースも見受けられます。大規模修繕の履歴や管理体制などしっかりと調べましょう。
リノベーション予算
面積や工事内容、設備のグレードによって変わってきます。
フルリノベーションの場合
40〜50m2で800万円〜1200万円
60〜70m2で1000万円〜1700万円
程度の予算を見ておく必要があります。
ワンストップリノベーションの場合、総額をFP相談などで先に決めておいて、設計士に希望の間取りの概算費用を見積もってもらい、残りを物件購入に当てて探してもらうと比較的スムーズです。
また、特殊な設備やグレードの高いものなどは事前に伝えておく必要があります。
リノベーションの進め方
- ヒアリング
- 物件探し・契約
- プラン作成
- リノベーション工事着工
- 完成検査・お引き渡し
- アフターサービス
物件が見つかって契約完了してからプラン作成に2〜3ヶ月、工事に3〜4ヶ月程度はかかると見ておきましょう。ワンストップリノベーションなら一つの会社で全て手続き可能ですが、物件探しとリノベーションを別の会社にするとそれぞれの手続きが必要となります。
■まとめ
リフォームとリノベーションは、「家を直す」ことに違いはありませんが、今までと同じ生活をしたいのか、より暮らしやすくしたいのかによって施工内容が変わってきます。住まいの改修をご検討の際は、どちらがご自分たちのライフスタイルに近いのかじっくり考えてみましょう。
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