風通しの良い家にするリノベーションのポイント
部屋を締め切っていると息苦しくなるもの。窓を開けて新鮮な空気が入ってくると気分も爽やかになりますよね!でも、部屋の間取りによっては空気を入れ替えたくても効率が悪くなってしまうことがあります…。
この記事では、「風通しの良い家」のポイントを解説。心地よい家づくりの参考にしてください!
CONTENTS
風通しの悪い家のデメリット
風通しが悪いと、なんとなく息が詰まるような感じがしますよね。気分だけでなく、具体的にどんなデメリットがあるのでしょうか?
1結露によってカビやダニが発生しやすい
結露とは、室内の温まった空気が窓ガラスなどで冷やされ、空気中の水蒸気が水滴となり窓やガラス・壁に付着することです。
結露を放っておくと、壁や床、家具などが湿って傷んでしまったり、カビやダニが繁殖してしまう恐れが…。カビの胞子やダニの死骸などが喘息やアレルギーの一因ともなってしまい、健康を損なってしまう可能性もあります。
2感染症対策に悪影響…
フローレンス・ナイチンゲールの『看護覚え書き』では「看護の第一原則は屋内空気を屋外空気と同じく正常に保つこと」と述べています。コロナウイルス感染症対策でも集団感染予防のためには密閉空間を避け、こまめな換気を推奨されています。
風通しの悪い空間では換気を行おうにも効率良くできません。
引用:ダイキン「上手な換気の方法」
3生活臭がこもりやすい
密閉した空間で暮らしていると、食事の匂いや、体臭、ペットの匂いなど、さまざまな匂いがこもってしまいます。風を通さないまま放置しているとソファやラグ、ベッド、衣服などの布製品に匂いが染み付き取れにくくなってしまいます。
風通しを良くするには?
注文住宅を建てる場合には
戸建を建てる時には、窓の取り付け位置を風向きに合わせましょう。建物に当たる向きに対して垂直に窓があるとうまく風が通り抜けていきません。建てる場所によって風向きは変わりますので建てる前にチェックしておきましょう。
中古戸建・マンションの場合は窓の位置を変えることはできません。その場合、風通しは改善できないのでしょうか…?
中古マンションもリフォーム・リノベーションで風通しが改善できます!
間取りを工夫すれば、窓の位置を変えられない中古マンションや中古戸建でも風が通るようになり、結露やカビ・ダニの繁殖を抑えることができます!
大事なのは、風の入り口と出口をつくって風の通り道をつくること。入り口と出口をつなぐ通風経路をつくってあげる通風リフォームがてまひま不動産のリノベポイント。ちなみに、空気の入口となる窓は15cmくらい、出口は全開にすると風の通りが良くなります。
風通しの良いリノベーションのポイント4選
1室内窓で風の通り道をつくる
室内窓とは、廊下と洋室、洋室とリビングなど、住居内の空間をつなぐ窓です。
窓には開け閉めができる「開閉タイプ」と「fixタイプ」があります。fixタイプは採光のための窓で開け閉めできないので、風通しを良くするためには「開閉タイプ」がおすすめ。
窓にもいろいろなタイプがあります。
引き込み窓、回転窓、突き出し窓など、さまざまな種類があるので、お部屋のテイストにあわせてお選びいただくとデザインの幅が広がります!窓枠も木の感じを生かしたものだとナチュラルに、黒などのアルミサッシのデザインだとクールな雰囲気になったりと素材や色でも雰囲気をガラリと変えることができます。