緑のカーテンの効果を計測
サーモカメラ「SeeK thermal」
iPhoneのライトニングコネクタに差し込んで使います。
こんなに小さくてもちゃんと計測してくれるすぐれもので、緑のカーテンのあるバルコニーを測定してみました。
この場所をサーモグラフで見てみると
緑のカーテンのないエリアの直射日光を受けている床部分が赤〜白色で表示され、左横のスケールを見ると49℃〜55℃であることがわかります。(通常の写真はiPhoneのレンズ、サーモグラフはSeeK thermalのレンズから撮影するので多少ズレが発生してます)
自動給水機のペットボトルが濃い青色で最低の26℃。
緑のカーテン自体は30℃前後であることがわかります。
続いて、緑のカーテンによって日光を遮った床を見てみましょう
枯れた葉っぱを取り除いたので、隙間から直射日光が差し込んでしまっていますが、こちらもサーモグラフで見てみましょう。
直射日光のあったっている床が50℃を超えているのに対し、32℃〜38℃に抑えられています。
さすがに今日は暑いので窓を閉めてエアコンをONにしていますが、窓の外が50℃にもなると熱が窓を通じて室内に入ってきます。窓の外に50℃の暖房機を置いているようなものです。
この直射日光を緑のカーテンによって遮り、窓の外側の温度を上げないことで室内への熱の侵入を軽減することができます。すると、今日みたいな日はエアコンの効きもよくなり電気代の節約にもつながるという訳です。
サーモカメラがなくとも日向と日陰に立って比べてみるだけでも実感できますので日射病に気をつけて試してみてください。
放射熱の体感温度は(気温+周囲の温度)÷2 で簡易的に求められます。
気温36℃、床が52℃の場合、(36+52)÷2=44℃
気温36℃、床が36℃の場合、(36+36)÷2=36℃
違いを体感してみてください。