代表メッセージ
株式会社リブランは、創業者鈴木靜雄、2代目鈴木雄二を経て、おかげさまで創業55年を迎える中、初めて、創業家ではない私が代表を務めることとなりました。
自分の成すべきこととして強く感じたのは、リブランという企業を未来に「繋ぐ」ということです。
リーマンショック、東日本大震災、新型コロナウイルス、そしてウクライナ情勢など、外的要因による世界経済の見通しは不透明性を増すとともに、混迷は一過性のものではなく常態化してきているとさえ感じます。その中、企業が生き残っていくために大切なことは、常にリスクがあることを想定し、その変化を当たり前のように乗り越えていく「しなやかさ」ではないでしょうか。そして、その「しなやかさ」は代々受け継いでいかなければならない大切な姿勢だと感じています。
リブランの企業目的の中に「住宅産業は人間産業である」という一文があります。私たちの使命は、人々の「しあわせ」に貢献していくための「ものづくり」を続けることであり、創業以来、住まいの本質を考え、他にはないような商品やサービスを生み出してまいりました。
現在は、「ミュージション」「てまひま不動産」「エコヴィレッジ」など、そこに暮らす「人」の人生を応援する商品やサービスを展開しています。
これまでのリブランでも、他にはない特徴を打ち出し、住宅の中に不動産軸以外の価値を創造することにより、市場の中で生き残ってきました。他社にはできないような発想や手法を考え、商品を作りコミュニティーを形成してきました。
人口減少が確実に到来する未来の中、当たり前の住宅や商品を作り続けても淘汰されていくでしょう。リブランの過去や現在の強みを活かし、未来でも選ばれる商品づくりを続けていきます。
私自身が、この会社にいる理由は、正に、そのリブランでしか開発できない商品を作り、人々から「こんな商品が欲しかった、自分の本当にやりたいことが叶えられた」と熱狂的なファンを創り出していくことにあります。
そんなものはうまくいかないと否定されることもあるかもしれませんが、異端といわれても良い、「たのしい!はリブランがつくれ」を合言葉に住宅産業だけにこだわらず、人間産業として人々の幸せに貢献していく、エンターテナーとなるような、そんな企業を目指していきます。
そして、人生に挑戦し続ける「人」を応援する企業として、顧客を始めとしたすべてのステークホルダーのしあわせに貢献できるような、ワクワクする商品を開発し、新たなマーケット=暮らしの創出に挑戦し続けていきます。
内面から湧き出る何かに突き動かされ、人生を楽しみながら境界線の区別なく楽しげに歩き回り、自己実現を図っていく。そのためには、社員一人ひとりが主役となり、変化や困難をも楽しみながら乗り越えていく「しなやかさ」が必要であり、舵を握る私は、社員の心にその灯をともし続けたい。それが、リブランを未来に「繋ぐ」ために、私が最も大事したいことです。
創業家から引き継いだバトンを次世代へ繋げていき、人々に愛され、次の100年へと続くよう、しなやかに歩んでまいりたいと思います。
代表取締役社長
渡邊裕介
プロフィール:
1979年、埼玉県生まれ。不動産業に興味を持ち、大学卒業後に不動産会社数社での勤務を経て、05年リブランに入社。19年、同社取締役を務め 、23年4月より代表取締役社長に就任。